英国のVAT減税 - ロックダウン108日目

 英国ではロックダウンにより苦境に立たされているレストランやカフェ、パブ、ホテルと言ったHopitality Serviceへの大規模な支援策が打ち出された。

  1. 「Eat Out to Help Out」
     レストラン、カフェ、パブの店内での飲食に対し、8月中の月曜日から水曜日までの間、料金の50%(一人当たりの上限£10)を政府が支給する。アルコール飲料は対象外。またテイクアウト、ケータリングも対象外となる。店舗による事前の申請が必要。
  2. 消費税減税
     英国の消費税に当たるVATに関し、2020年7月15日から2021年1月12日までの間、ホテル、レストラン、カフェ、パブと言ったHospitality Serviceに対して5%の軽減税率を適用する(従来は20%)。

    www.gov.uk

 「Eat Out to Help Out」は平日のみの適用だし、アルコールが対象外ででやや使いにくい感じもする。一方VATの減税は大きい。7月4日からHospitality Serviceは順次営業を再開し始めたものの、海外から観光客は当然のことながらいないうえ、英国居住者も積極的には利用しない中で、かなり大胆な対策に打って出たといえる。

 例えばルームチャージで一晩£200(約27,000円)のホテルに3日宿泊したら£120(約16,000円)のVATが徴収されていたのが、対象期間中は£30(約4,000円)で済む。当然旅行中のランチやディナーにも軽減税率が適用されるので無視できない金額である。これは旅行に行くっきゃない!

f:id:LDNinLD:20200711074048j:plain

(参考)リッチモンドヒル・ビューインポイント

goo.gl

 とは言えさすがに飛行機や電車の利用はまだ不安を感じるので、車を借りて国内旅行を計画することにする。少し調べてみるとホテルのプールやスパは依然として再開を見送っているが、子供がいると特にスパなんかはそもそも利用できないし、5歳児君には駆け回れる広い庭でもあれば十分だ。英国名物のカントリーサイドを目指して計画を立ててみよう。 

  • コロナウィルスによる英国での死者は48名増え、44,650名となった。
  • コロナウィルスによる日本での死者は1名増え、981名となった。