Black Lives Matter#2 ‐ ロックダウン74日目

 6月3日に続き再びBlack Lives Matterのデモが我が家の前を通過した。Westminster界隈へ通ずる目抜き通りであり、Brexit関連のデモも過去よく通過するデモ通りである。集会を終えた参加者が帰途パブに寄り祝杯(?)を挙げた後、プラカードやら旗の類を持って帰るのが億劫になるのか、よく路上に打ち捨てられている。今回はパブがまだ開店しておらず、プラカード等が捨てられていくことはなかったが、最後に何とも後味の悪いものが待っていた。

14時頃。今回はWestminster方面からVictoria Station方面へデモ隊が向かっていく。前回はプラカードを掲げてシュプレヒコールを上げる程度だったが、今回は鳴り物が登場。ちょっとカーニバルっぽい。


BLM Protest in London#1 6 Jun 20

Westminster方面から途切れることなく人の波が続いている。

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Westminster方面

14時10分頃。溢れんばかりの人の波にロンドンバスが2台飲み込まれていく。何とも運の悪い運転手と乗客たち。

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不運なロンドンバス

バス停の屋根によじ登る若者たち。スウェットパンツにパーカー(英国ではHoodie)と、がらのあまり良くない若者が好む典型的なスタイル。

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バス停の上の若者①

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バス停の上の若者②

 今日は気温が低く時折雨もぱらついていたせいか、土曜日であるにも関わらず参加者は前回より少ないように思えた。鳴り物のせいか前回と何となく雰囲気が変わったものの、このまま平和裏に終わるものと思ったが…。

夜22時過ぎ。とうにデモ隊は姿を消していたにも関わらず、取材ヘリが飛び続けていたのが気になっていたのだが、風呂上がりに妻の「外を見て!」という言葉でカメラを持ってバルコニーに出てみると…。


After BLM Protest in London 6 Jun 20

 工事中の公園のフェンスを引きずり倒し、中に置いてあった資材を放り投げる暴徒の一団。本家米国には遠く及ばないが、ロンドンにも暴れたい者がいたらしい。ロックダウン中も少人数でこつこつと工事を続けてきたワーカー達が気の毒でならない。

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壊されたフェンスと資材

 明日もロンドンの米国大使館周辺でBLMのデモが予定されているそうである。周辺地域にお住まいの方は十分に注意を払って頂きたい。

  • コロナウィルスによる英国での死者は40,465名となった。
  • コロナウィルスによる日本での死者は914名となった。