英国の小麦の種類 - ロックダウン65日目

 食感の軽い食パンを探し求める中で、改めて英国で販売されている小麦の種類を調べなおしてみた。Flourショップを見ると様々な種類の小麦や小麦以外の粉物があり、何となくで理解していたので備忘録を兼ねて整理する。

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【タンパク質含有量】

 日本

  • 薄力粉・・・6.5%~9.0%
  • 中力粉・・・7.5%~10.5%
  • 準強力粉・・10.5%~12.5%
  • 強力粉・・・11.5%~13.0%

 英国

  • Soft Flour  ・・・8%前後(Cake Flour、Pastry Flour、Pancake Flourとも)
  • Plain Flour ・・・10%前後
  • Bread Flour・・・13%前後(Strong Flourとも)
    他にもPlain Flourにベイキングパウダーを添加したSelf Rising Flourや、バゲットやクロワッサン用のFrench Type Flour(タンパク質10%程度)、パスタやピザ向けのItalian Flour(タンパク質10%程度)等もある。どうも欧州の区分が混じっている模様。

 スーパーでは主にPlain Flour、Self Rising Flour、Bread Flourは見ることができるが、それ以外の種類はあまり販売されていない。一方製粉業者のオンラインショップでは様々な種類の粉類が販売されており、上記以外にもOrganicやStone Ground(石臼挽き)であったり、全粒粉(Whole Wheat Flour)やライ麦(Rye Flour)、スペルト小麦(Spelt Flour)、果ては蕎麦粉(Buckwheat Flour)やキャッサバ粉(Cassava Flour)なども販売されている。

 残念なことにロックダウン以降急速に粉類に対する需要が高まり、こうした製粉業者のオンラインショップは注文を制限するか、16㎏の大ロットのみに限り注文を限定しているところが大半のようだ。

 私が購入したMarriage's Organic Strong White Bread Flourはタンパク質13.4%、WaitroseのPlain White Flourは10.5%だった。Plain White Flourは薄力粉相当だと思ってました…。

(参考)

www.maff.go.jp

  • コロナウィルスによる英国での死者は37,460名となった。
  • コロナウィルスによる日本での死者は858名となった。
  • イタリア保健当局によると、コロナウィルスの死者のうち96%に何某かの基礎疾患が認められたと発表した。死者の平均年齢は約80歳。
  • 米国のポンペオ国務長官は、香港の自治権が脅かされており、従来実施してきた香港に対する優遇措置の制限、撤回を示唆した。